2012年7月28日土曜日

変えたい事、変えてはいけない事

最近世間では、ありえないような残念な不祥事が相次いでいます。

明日は我が身であり決して他人事ではありませんが、起きてからでは

遅いというのが適切な答えではないでしょうか?

当会の現会長の言葉に「向こう三軒両隣」とありましたが、ネットや

携帯電話の所有が進むこの現代に人間関係は薄れていく一方な

気がします。


 私たちが子どもの頃、大工さんが上棟する時、出来上がり自分が

手がけた棟を腕を組んでじっと眺めていた光景を思い出します。

きっとなにか不自然な部分はないか、見栄えはどうか?納得の

いく答えを探し、その眺める姿勢は自分の仕事にプライドをもっていた

真の仕事人の姿であった気がします。

今はどうでしょう?ほとんどの家屋は工場でパーツを作り、大工は

表現は悪いですが、組み立てるだけというような物件が多いような

気がします。もちろん悪いとは言いません。

しかし建物を眺め出来栄えを確認するこの姿勢は日本人の素晴らしい

考え方であり、世界に誇れる精神文化ともいえないでしょうか?

戦後にさまざまな欧米文化は入り、より効率的により利益を高くといった

風潮が高まり大工さんが自分の手がけた棟を眺める時間があったら、

その時間をもっと別の有効な事に使えよ!

という時代になったのかもしれません。

また携帯電話やネットは昔はありませんでした。しかし昨今、普及に比例し

ネットトラブルも増大の一途をたどっています。

その一因に「親御さんが子どもよりネットの知識が乏しい」と言う事も考慮

されなければいけないと思います。

子どもより知識があれば、これが危ない、これは有益だと一歩先に教える事

が出来るはずです。

ここは我々大人が積極的に変えていかなければならない部分なの

かもしれません。


私個人の見解ですが・・・

変えてはならない部分
「人を想いやる心、行動」「義理と人情」「この地球や地域を大切にする心」
「社会・家族に活かされている事に感謝する心」「人を認め自分を正す事」
など、日本だからこそのこの精神が大事だと思います。


変えなければいけない部分
「現代文化を認める事」「世界を基準とし受け入れていく事」
「現在の社会背景をうけとめる事」など、世界と基準を合わせていく事などが
あげられると思います。

この世界に誇れる日本文化が認められ、自分自身の良い意味でのプライド

を持って一生懸命人生を生き抜けばきっと世の中の仕組みも変わっていく

事でしょう。

難しい事は山ほど承知ですが人はきっと変化出来るはずだと信じています。

我我れの子どものため、社会のため、そしてまだ見ぬ子孫のため・・・

偉そうな事を書きましたが、おやじのつぶやきって事で勘弁、勘弁(>_<)





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